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家を燃やした後の気持ちを知っているか
伸びた爪を光に透かしてみると三日月が4つ並んだけれどどうにも気分は陰鬱なままで私は私の思想がくだらない人に侵食されていた
私は何も変わっていないし変われていないので言っていることの根は全部同じなんだ
hi-lite - menthol
美味くもない
ハイボールレモンサワー梅酒日本酒泡盛獺祭その他名前を忘れたカクテル何種類か
酔った時自分はまだ頭が冷静だと
次の日会話を思い出せないのに
酔う人なんていないんじゃないか
お酒を飲む程度でこの私が
大胆に開放的に
別人格になれるんだろうか
酔うとただ表皮が剥がれて
だらしのない
乳とケチが臭う私が晒されるだけです
何かが変化したりすることはない
どこも嫌いで
どこでも好きになれるのだろう
ただそこに居てくれたらいい人が居るだけで
どこでもいい、重い
関係が壊れるのが嫌なのだけど
ふともう全部どうでもいいや
こいつもどうでもいい
と思って全部無かった事にしたがる
どうしても離したくない人間だけを残して
傲慢
我儘
自己チュー
ほらもう頭が侵食されている
まるで元々の私がこうであったかのように
(本当の私がこうなのかもしれない)
全員ミュートした
(果たして私になにかあるのだろうか)
インターネット
(知らない 全部)..
好きな人とだけ仲良くなれればいいのに
(好きな人は誰も好きになってはくれないよ)
快適で安心で幸せに暮らしたいだけなのに
不安は私が生み
「今度花火見に行こうね」
「やるのは怠いよね」
「あー片付けとかね、気ぃ使っちゃうし笑」
「わかるわかる」
「パーっと見て「たまや〜」って言って屋台で遊んで現地に捨てて身軽に帰りたいよね笑」
「手ぶらで帰るのが理想」
そういうところも好きですよ